Odontolabis ludekingii
ルデキンツヤクワガタ(インドネシア スマトラ島 ベンクール)


飼育累代個体を入手。ツヤクワガタの大型種は比較的安価で売られています。短歯型は特に安いのですが、私はツヤクワガタは短歯型の方が好きです。ツヤクワガタ♂の短歯型はアゴが左右比対称になる種があります。どんな意味があるのか興味が持たれます。そう言えばタンガニイカ・シクリッドにも他の魚の鱗を専食する(スケールイーターと呼ばれます)種には右利きと左利きがありますね。

いつも触覚を小刻みに動かしています。上翅の模様がとても美しいです。

(左)孵化直後の幼虫。分類はマルバネクワガタに近く、マットに産卵するのも同様です。

幼虫は(少なくとも私の飼育では)地表直下に巣穴を造って棲んでいます。(左)頭の大きさから判断して2齢と思われますが(?)かなり大きくなっています。(右)3齢。国産カブトムシ並みの大きさです。

羽化した成虫。幼虫はマルバネと同じように土の繭の中で蛹になり、成虫になると出て来ます。孵化から約1年でした。3齢幼虫での死亡が多く、最終的に♀2頭のみとなりました。
Lucand Beetles