Prosopocoilus dissimilis
リュウキュウノコギリクワガタ

Prosopocoilus dissimilis リュウキュウノコギリクワガタには、P. d. dissimilis アマミノコギリ(原名亜種)、P. d. elegans トカラノコギリ、P. d. makinoi トクノシマノコギリ、P. d. okinoerabuanu オキノエラブノコギリ、P. d. okinawanus オキナワノコギリ、P. d. kumejimaensis クメジマノコギリの亜種があります。地理的な分布による形態や生態の差異には魚類の場合と同じく興味がもたれます。




Prosopocoilus dissimilis dissimilis アマミノコギリクワガタ(大島郡瀬戸内町高知山)原名亜種

sb276.jpg sb277.jpg

(左)幼虫で入手。もちろん飼育累代個体(いわゆるWDF1)。(右)♀の蛹。

sb278.jpg sb279.jpg

5頭中4頭が♀になりました。全て羽化後1年間休眠しています。

sb280.jpg sb281.jpg

長歯型の♂も羽化しています。

sb294.jpg

マットのみのセットで産卵しました。

sb339.jpg sb340.jpg

1年で羽化(WDF2)、その夏の終わりには多くの個体が活動を初めてしまいました。セットすると秋に産卵しました。

sb343.jpg sb344.jpg

こちらは1年休眠して翌夏に活動を始めた個体。

sb363.jpg sb364.jpg

次の世代(F3)は2ペア羽化。親虫は上の羽化した年に活動を始めたものですが、こちらは羽化後1年間休眠しました。




Prosopocoilus dissimilis elegans トカラノコギリクワガタ(鹿児島県トカラ列島中之島)

sb217.jpg sb218.jpg

(左)幼虫で入手。もちろん飼育累代個体(いわゆるF3)。(右)5月に蛹化しました。

sb219.jpg sb220.jpg

♀を見るだけでも本土のノコギリクワガタとは別種であることに納得出来ます。♀も亜種名の通り奇麗です。幼虫4頭を購入していましたが全て♀。しかも羽化した年の7月には活動を始めてしまいました。どうしましょうか。




Prosopocoilus dissimilis okinoerabuanu オキノエラブノコギリクワガタ(沖永良部島和泊町)

sb282.jpg sb283.jpg

(左)幼虫で入手。もちろん飼育累代個体(いわゆるWDF1)。(右)成長した幼虫。

sb284.jpg sb285.jpg

(左)♀の蛹。(右)4頭全て♀でした。

sb286.jpg sb287.jpg

赤っぽいのと黒っぽいのがいます。


Lucanid Beetles